アルカニカ大陸では、各国がそれぞれの指導者によって統治され、平和が続いていた。 しかし、この平和は長くは続かなかった。 大バルムヘル帝国は、長年の休戦協定を破り、領土を拡大し始めた。 中立国であった小国、セント・ディアス領も脅威にさらされ、迫りくる帝国軍を前に、わずかな兵力で国境を守り始めた。 ディアス王は軍事力を強化するため、軍事的功績を挙げた犯罪者を無罪とする勅令を発布し、女騎士ヴァレリア・ノクスに犯罪者らと合流して国境防衛の指揮を執るよう命じた。 しかし、国境への行軍中、犯罪者らは無罪放免が単なる甘い言葉に過ぎないことに気づき、帝国軍の先鋒として利用されることを恐れてクーデターを起こした。 犯罪者らはヴァレリアを襲撃する。彼女の小さな軍隊では多数の犯罪者をまとめることはできず、護衛たちは次々と命を落とし、ついにヴァレリアだけが残った。 ■本編ページ数:17ページ、カラーイラスト4ページ (表紙、奥付など含め全28ページ)
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